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壁のしみ

壁のしみ

怒ってなんかいなかったけれど

すこし 哀しかった

壁のしみになったような気分だった

自分に問いかけても

正解なんか 出そうになかったから

小さくなっていた

震えてなんか いなかったが

つまらなかったことは 確かだった

一日が 終ろうとしていた

一日が終ることで ぼくの人生の

終りが 近づいているのが 感じられた

ふざけたって 無駄だった

20170331

糸川草一郎